1998.5.16 に更新しました


第10段 山は

本 文

■第一〇段■ 山は、 小暗山、 鹿背山、 御笠山。 木の暗山、 入立の山。 忘れずの山、 末の松山、 方去り山こそ、「いかならむ」と、をかしけれ。 五幡山、 帰山、 後頼の山。 朝倉山、「よそに見る」ぞ、をかしき。 大比礼山も、をかし。臨時の祭の舞人などの、思ひ出でらるる なるべし。 三輪の山、をかし。 手向山、 待兼山、玉坂山。 耳成山。

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Copyright (C) 1997 Toshihiro Hamaguchi