基礎学力について
総合力は文科・理科の区別とは無関係
基礎学力とは高校レベルの教育を終えて大学などでさらに学ぶための必要な総合力です。 総合力は一定水準を超えた以下の能力全体です(本当はこのように要素分解できないものが総合力なのですが)
- 国語(書き方と文体)
- 読解力
- 数学(代数・幾何学など)
- 理科(自然科学の知識や分析、推理手法など)
「考えることは書くことである」としばしば言われているように、1)と2)の言語能力は古今東西において不変の教育の出発点であり、同時に到達目標でもあります。 ここで、数学や自然科学3)や4)も総合力の側面をなしていることに注目してください。 後で改めて説明しますが、総合力とはこれら4つが切り離される部品のように構成されているのではなく、総合力という1つの力が4つの側面を持つと捉えてください。