課題:アドレスマッチング結果を表示して共有

[目的]
紹介したい30箇所以上の場所を定めて、その説明をGoogle Mapのマイマップに作成し、そのURLを共有ファイルに書き込む
[条件]
場所の名称、住所、電話番号、店舗なら簡単な特徴(ジャンルやお勧めなど)などを、利用者が閲覧して価値ある地図情報であること。
したがって、名称と住所・電話番号程度では不十分(ユーザとしての立場にたてば、それだけでは知りたい情報では「ない」)。
[ふさわしいテーマ]
調べれば誰でもわかるようなものでなく、限定マニアを対象とした地図が『役にたつ』。 ただし、個人情報保護法に抵触したり、良俗に反するようなことは共有してはいけません
[締め切り]
別途通知

課題の手順

  1. テーマをさだめる
  2. 紹介したい場所の正確な住所や電話番号などを調べる。 iタウンページや『○×ナビ』なども利用してよい。 調べる項目は以下のような漢字で。

    名称, 電話番号, 郵便番号, 住所, 特徴1, 特徴2, ....

  3. これらの項目を表計算ソフトウエアに各列の内容を揃えて、CSVファイルとして保存する。 この操作はかなり面倒である。 Webページで調べた結果を選択して、テキストエディタにペーストしてから、以下のように必要な項目を整える方が早い。 ただし、テキストエディタは(Windowsではメモ帳のような簡易なものではなく)改行コードが表示できるエディタ専用プログラムを利用すること。

    1. Web調べたページをコピーしてテキストエディタにペースしてから不要な部分を削除し、1行(行頭からreturn/Enterなど改行操作までが1行)に下記のような項目

      名称, 電話番号, 郵便番号, 住所, 特徴1, 特徴2, ....

      をカンマ(,)で区切ってを項目区切りとする作業を繰り返して、拡張子 .csv を付けてCSVファイルとして保存する(テキストエディタも閉じる)。

    2. 作成したCSVファイルを表計算ソフトウエアで開いて、各列の内容が「揃っている」かどうかをチェックする(MS Excelは ShiftJIS 文字符号化でないと文字化けすることに注意。Excelを利用するなら最初からShift JISでファイル作成するとよい)。

      不具合があればテキストエディタでCSVファイルを修正し、再度修正CSVファイルを表計算ソフトウエアで読み込んで具合を確認する。 この修正サイクルを繰り返して、最終的にCSVファイルとして保存する。

      東大のアドレスマッチングサービスのためのチュートリアルにおけるサンプルCSVファイル sample.csv(Shift JIS)のような具合に作成する。

  4. 東大のアドレスマッチングサービスを利用して、経度・緯度情報が書き込まれたCSVファイルを得る。
  5. 獲得したCSVファイルをアドレスマッチングサービスのページを参考にして,各列が次の内容

    1列目: 番号, 2列目: 場所名称, 3列目: 説明, 4列目: 経度, 5列目: 緯度

    からなる6列からなるCVSファイル(従って1行にカンマは5個ある)を作成する(ただし、上のCSVファイルとは違う名前で保存する方が身のためだ。 たとえば、連番などでファイル名を工夫して保存して、過去の成果をキープする)。 (たとえば、上の例ではファイル名for_KML-result_of_sample.csv(Shift JIS)としてみた←このファイルには学校の「説明」は載っていない。もしこれがレストラン情報なら、利用者には何らかの説明は必要になるはずだ)。 この加工段階では「2列目の」「場所名称」と3列目の「説明」内容をどのように工夫するのかが最大のポイントである。

  6. 加工したCSVファイルをテキストエディアットで開いて、Googleマップ KML/CSV相互変換を使って変換し、その結果全て選択してテキストエディタに貼りつけて、拡張子.kml とつけてKMLファイルとして保存する。(上の例の場合、ファイル名KML_result_of_sample.kml(UTF-8)としてみた。) このKMLファイルをGoogle EarthにDrag & Dropしてその結果を見ることができることを確認しておこう(使用しているコンピュータのOSによって文字化けを起こすことがあるかもしれない。MacOSではKMLファイルはUTF-8としてGoogle Earthで正常に表示できた。)。

  7. アドレスマッチング結果をGoogle Mapに表示するにしたがってマイマップを作成し、そのURLを取得する。 ただし、マイマップの「タイトル」はどんな地図情報なのかがわかるように、「説明」にはどんな意図で何が地図情報として与えられているかをできるだけ詳しく記入すること。

  8. 作成したマイマップのリンクをコピーして貼りつける。