ギャラリー解説

青銅器

青銅有蓋鼎(戦國初期、BC476〜441)

全高16.5cm、蓋高2cm、蓋耳高2cm、足高8cm、

鼎口径16.1cm、鼎腹径18cm、鼎深11cm、

鼎耳高5.2cm、鼎耳幅4.2cm

本品は、日常生活で実際に使用された物である。故に鼎底

には火に掛けられた跡が明白な黒い煤が多量に付着して

いるが、それが結果として青銅器の腐食を防ぐ要素となっ

ている。使用者の死後にそのまま明器として副葬されスー

プ状の物が入れられていた事は、鼎内の水分が当たって

いた部分とそうでない部分との緑錆の相違が端的に示して

いる。


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