ギャラリー解説

黄銅器

明末黄銅錢二種(明末時代、AD1644〜1662)

左・・興朝通寶(當十・背壹分)・径4.5cm

右・・永昌通寶・径3.7cm

明末に活躍した各農民反乱軍は、それぞれの勢力

地で独自に貨幣を鋳造するが、興朝通寶は明末か

ら大西軍を率いて西南地区で活躍した張獻忠の養

子となった、孫可望(雲南、1662年以後はビルマを

根拠地とす)が、永昌通寶は李自成がその支配地

域で発行した貨幣である。


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