ギャラリー解説

赤銅器

清赤銅分銅形紙錢一種(清時代、AD1644〜1911)

径6cm、厚0.3cm

これは銅で作った紙銭の一種である。紙銭とは、祭事に神に奉

る供物の一種や、死者の棺の中に入れる冥銭等の総称で、そ

の名の如く紙で作り燃やすものであり、一般的には金箔を貼っ

た神様用の金神、銀箔を貼った鬼(亡霊)用の銀紙等が普通で

あるが、本品は、銅で作られた珍しい資料である。


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