ギャラリー解説

青銅器

倣秦青銅虎符(民國以後、AD1950〜1990)

高さ4.2cm、横9.7cm、厚さ1.6cm

銘文を伴った虎符である。虎符とは、虎の形に作った銅製の割

符で、参戦する将軍が徴兵時の証明として、天子から与えられ

る兵符のことである。この様な「士君云々」の銘文を伴った虎符

は、秦時代の品が発掘されているが、本品は、銘文もキャスト

も甘い。恐らく民国以後に写された、倣秦虎符の品であろう。

銘文は一応「士君左士壮、甲兵之符后」と読める。


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