ギャラリー解説

青銅器

前漢銅錢(八銖・六銖・四銖半兩)三種(前漢初期時代、BC206〜142)

  左・・八銖半兩錢、径3.1cm、中・・六銖半兩錢、径2.6cm

右・・四銖半兩錢、径2.3cm

半兩錢は秦代から有るが、これは前漢初期(呂后から文帝・景帝期

にかけて)のものである。文献(『史記』平準書・『漢書』食貨志)に因

れば、半兩錢は、八銖・六銖・四銖・楡莢の四種類が存在した事にな

っている。秦から漢への移行期に鋳造された半兩錢で、四銖半兩錢

から所謂漢の五銖錢へと統一されて行く。


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