ギャラリー解説

青銅・黄銅器

唐銅錢三十枚(開元〜會昌間、AD713〜846)

「開元通寶」と呼ばれる唐代の銅銭30枚であるが、時代が各々

異なる。一・二段の10枚は「小頭元」(元の一画がやや短い)と

呼ばれる初期のもので、三・四段の10枚は尤も流布した一般

的な形態で、五・六段の9枚は「穿上仰月」(背穿上に横棒を湾

曲させた月型が有る)と呼ばれる二・三期のもので、六段の右

端1枚は文字を持つ會昌時代の「會昌開元通寶」である。


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