ギャラリー解説
古陶磁器
灰陶加彩婦人俑(隋時代、AD589〜617) |
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高さ37.5cm、幅11.6cm、奥行き8.4cm 唐初の婦人俑に似ているが、衣服の様 子や顔立ち等が、隋時代であることを表 している。隋の加彩俑は、北魏・北周の 流れを汲み、堅く焼いた灰陶に加彩し、 紋様の彫り込みも直線的で力強く、底板 も無い。婦人の顔立ちも細身であり、全 体に素朴さが感じられ、唐俑の如き大ら かさ・ふくよかさは見られない。ほぼ同形 態で35.5cmの品が、陝西省歴史博 物館に蔵されている。 |