ギャラリー解説

古陶磁器

粉彩人物故事文獅子耳大瓶(清後期時代、AD1851〜1875)

高さ61.6cm、口径20.7cm、肩径25.1cm、底径20.3cm

堂々たる大型瓶で鬱陶しい程多くの人物が全面に描かれ、

何かの故事に基づく絵柄であるが、詳細は不明である。惜

しいことに口縁部から頸にかけて大きく割れ、鎹止めで補修

してあり、当時の鎹止め補修の技術を伺う上での、貴重な

サンプルであると言えよう。獅子耳の間隔や口縁の形態な

どから、清朝後期と考えられるが、或いは光緒時代まで降

る可能性も有る。


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