ギャラリー解説

古陶磁器

青磁圓形カク(木+鬲)(東晉時代、AD317〜419)

高さ2.7cm、口径10.2cm、胴径11.6cm、底径7.5cm

副葬品としての明器である。盤の内部が区切られ

ており、別名「隔盤」とも「多口子盒」とも称してい

るが、正式名称は「カク(木+鬲)」である。三国か

ら西晋時代にかけては、主に長方形に作るが東

晋以後は円形に代わってくる。1981年に浙江省

で出土した西晋時代の円形カクが、慈渓市文物

管理委員会に収蔵されているが、本品は、福建

省出土の東晋時代の品であるが、発掘物のため

大半の釉薬が剥離している。


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