ギャラリー解説

古陶磁器

河北ケイ州窯白磁唾壺(隋・唐時代、AD589〜712)

高さ10.5cm、口径7cm、胴径12.6cm、底径8.5cm

発掘物のため相当かせているが、白磁の唾壺である。灰色で

やや粗い胎土そして平底であれば、ケイ州窯の白磁であろう。

同じ品が1992年に河北省内丘県から出土している。本来は蓋

が有るが、本品は蓋は失われている。白磁の釉調からすれば

隋の可能性が有るが、口縁の開き具合は初唐である。一応隋

唐時期と措定したが、唐初600年代の品であろう。口縁に一箇

所補修が見られる。


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