ギャラリー解説
古陶磁器
乾瓦窯三彩長瓶(遼・金時代、AD907〜1233) |
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高さ37.8cm、口径6.5cm、肩径18.5cm、 底径9.4cm 胎土は目の細かい赤色土で、肩と胴の三段 継ぎ。口縁部や全体的な形は、金代の磁州 窯によく見られる形態で三彩自体は磁州窯 も有るが、胎土が河北から遼寧にかけての 軟質の赤色土であり、釉薬も明白に遼三彩 系の釉薬であり、稍肩が張った様も、遼の壺 や長瓶の肩張に類似している。因って遼から 金にかけて作られた、遼寧の乾瓦窯三彩の 長瓶と考えられる。 |