ギャラリー解説
古陶磁器
磁州窯系白磁無文小碗(北宋時代、AD960〜1126)
高さ2.7cm、口径10.2cm、底径3.9cm
口縁部分が立ち上がった形態で、唐末から五代にかけて
良く見られる玉縁が平板になった形である。やや灰色の胎
土に途中まで白化粧を施して透明釉がかけてあり、高台は
やや厚ぼったく、口縁から見込みへのカーブ等が、北宋時
代の風情を示している。高さが低いものの皿や盤ではなく
碗である。因って、一応磁州窯系白磁碗と措定した。
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