ギャラリー解説
古陶磁器
宜興窯爐鈞釉火鉢(民國以後、AD1950〜1990) |
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高さ33cm、口外径43.5cm、口内径22.7cm、 底径32cm、在銘、葛明祥造(陽刻方印) 所謂海鼠釉の火鉢である。清朝末期から民國時代にかけて 宜興の海鼠釉火鉢はその多くが日本に輸入されている。しか し、この海鼠釉火鉢は、その後も作られ続けており、民国以 後の品も多々有る。釉調には民国時代の風情が見られるも のの、持ち運びに便な様に両側に耳が付いている点から見れ ば、本品もその1点であるが、一種のブランド品として、清朝 中期の宜興窯爐鈞釉の名工葛明祥の方印が押されているの は、ご愛敬であると言えよう。 |