ギャラリー解説

古陶磁器

霍州窯白磁盤(元時代、AD1234〜1367)

高さ3.3cm、口径17.5cm、底径6.2cm

肌理が細かく軟らかい白色(やや灰色がかる)の胎土で

、釉薬の涙痕も見られるため、一見して定窯白磁と見誤

るが、見た目の大きさよりも軽く、霍州窯の白磁盤であ

る。霍州窯の胎土は、盤と高足杯とでは微妙にことなり

、肌理の細かさは同じであっても、盤は白色で定窯に近

く、杯は灰色がかっており磁州窯に近い。因って霍州窯

ものは、磁州窯や定窯ものと誤ることが多々有る。本品

は、惜しいことに口縁部分が破損して補修されている。


[ギャラリー一覧へ戻る]