ギャラリー解説

古陶磁器

倣東晉洪州窯青磁盤口鶏首壺(現代、AD1990〜2000)

高さ18.5cm、口径7.8cm、肩径13.4cm、底径8.1cm

口縁に一カ所欠けが見られるが、灰色の胎土で平高

台作りの、代表的洪州窯青磁鶏首壺を模したもので、

高台内には糸切り片流れ渦巻き紋様まで付けている。

この様な鶏首壺は東晋時代から見られ、本品は、現在

の龍泉窯でそれを模した品で、青磁の釉薬と胎土の質

が洪州窯と異なり、また鶏首の角度と全体的に細長い

点が、本歌と大きく異なるが、上手の見事な龍泉窯製

作の倣品である。


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