ギャラリー解説

古陶磁器

青花草枝文碗(嘉靖・萬暦年間、AD1522〜1619)

高さ5cm、口径12.6cm、底径4.4cm

この様な高台から口縁部分に向かってやや鋭角的に立ち上

がる碗は、嘉靖年間の南方地方で作られた民窯青花碗(N

354・NO629)に多く見られるが、本品は、外側と見込み

の紋様が可成りデカダンスであり、草枝紋様の変形であろう

と思われるが、能く分からない。因って、時代も嘉靖から萬

暦の間と推測される。口縁には数カ所の欠けや3本の「入」

が見られる。

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