ギャラリー解説
古陶磁器
白磁彫瓷開光蓮池鴛鴦文筆筒(民國以後、AD1950〜1999) |
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高さ15cm、口径11.4cm、底径11.5cm 在銘、王炳榮作(陽刻方款) 王炳榮とは、清朝後期の彫瓷黄釉の名工と称された人物で あり、本歌は、薄く彫って深みを見せる技の冴えが有るが、 本品は、深く彫り且つ彫瓷の粗さが目立てば、民国以後の 倣王炳榮作品(清朝後期から今に至るまで、倣品は作られ 続けている)であると思われる。しかし、竹を筒状に並べ、そ の中に開光部分を作って前には蓮池鴛鴦紋様を、後ろには 花木鸚哥紋様を彫瓷すると言う意匠は、なかなか手の込ん だ作りである。 |