ギャラリー解説

古陶磁器

倣明黄釉刻龍文如意耳葫蘆形瓶(現代、AD1990〜2010)

高さ22.3cm、口径3.6cm、胴径16.4cm、底径8.4cm

在銘、大明弘治年製(楷書)

恐れ入った倣品である。紋様は明朝の様相を模したもの

であるが、形態は清朝の乾隆年間から登場する瓶で、色

調も清朝のレモンイエロー、清朝形式の瓶に、口の部分

には明の嘉靖時代の花紋様を、頸には回紋様と草枝紋

様、胴体には萬暦時代の龍紋様を各々刻し、それに清朝

のレモンイエローを施し、高台内には青花で大明弘治年

製の銘を入れた、と言う品である。

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