ギャラリー解説

古陶磁器

宜興窯貼花鞄形茶壺(民國以後、AD1950〜1970)

高さ14.2cm、口径4×3.3cm、横幅10.3cm、胴径7.3cm

在銘、時大彬製(陽刻楷書方款)

明末宜興の名工「時大彬製」とは、恐れ入った銘であ

るが、朱泥の上に白泥で箱の金具等を貼花した茶壺

で、意匠が面白い。茶壺の足部には引き出しが有り

、茶を温める熾きが入れられるようになっている。惜

しい事に鞄の金具の一部分と引き出しの取手が破損

して失われている。尚、注ぎ口内口は二孔である。


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