ギャラリー解説

古陶磁器

黒釉地三彩花果文八角筆筒(清末期時代、AD1875〜19114)

高さ16.8cm、口径11.9cm、口辺長4.7cm、底径11.4cm、

底辺長4.1cm、在銘、一善堂製(青花楷書款)

一善堂は乾隆時代の堂斎銘であるが、清末光緒時代にも使

われており、本品は、清末のものであるが、なかなか手の込

んだ作りで、正面に見られる花果紋様は普通の三彩である

が、側面の壽字や連銭紋様は彫瓷の浮き彫りで、しかも連

銭は透かしの鏤空彫りである。


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