景�ｺ鎭窯青花花卉文鏤空花薫爐（明後期時代、AD1573〜1643）

高さ42cm、腹径20cm、底径14cm、上半分高さ23.8cm、

下半分高さ18.2cm、在銘、大明万暦年製

本品と同形で一回り小さい明の宣徳時代のものが、台湾の故宮

博物院に所蔵されており、またロンドンのビクトリア・アルバートミ

ュウジアムには、宣徳を模した中央がやや細長い卵型で、空白

部分が多くて紋様がすっきりした清の乾隆時代の作品が所蔵さ

れている、本作品は紋様及び形状は台湾の宣徳作品に類似し、

大きさはロンドンの作品に類似し、まさに宣徳から乾隆に至る間

の作品であることの様相は明白である。尚、本品は下半分が壊

れ、上半分の首の部分が折れていたのを修復した品である。