ギャラリー解説

古陶磁器

青磁小盤(宋時代、AD960〜1278)

高さ3.3cm、口径12.7cm、底径5.7cm

白化粧をせぬまま胎土の上に、直接薄く透明釉

がかけてあり、そのため釉上から胎土の色が見

え、釉溜まりは僅かに青緑色を呈しているが、

青磁か白磁か判断に苦しむ。やや粗めの肌色

っぽい白色の胎土で、高台跡は土を荒く削り取

っている。窯は特定しかねるが、風情の有る淡

い釉調が楽しい。


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