ギャラリー解説

古陶磁器

白磁合子(晩唐時代、AD827〜907)

高さ3.9cm、口径6cm、蓋高1.5cm、底径5.7cm

平高台の唐代を代表する形の合子である。白化粧を

施さない胎土の上にかけられた白磁の釉調は、微か

に薄緑色を帯び、見込み内部にはうっすらと黄釉の跡

が窺え、唐初の白磁によく見られる釉薬である。五代

時代に至と、蓋面に鉄絵を描きやや裾広がりの足付き

高台のものが登場する。


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