ギャラリー解説

古陶磁器

粉彩陶板春宮圖(民國時代、AD1912〜1949)

縦17cm、横11.5cm

当時の嫁入り道具の一種で、明代の小説『金

瓶梅』をモチーフにした春宮圖である。女性の

足は、画題の時代に合わせて正しく纏足靴が

描かれている。卓上折り畳み三面鏡の一部

分に嵌め込まれていた。清末から民國初期

の間にまま見かけるが、陶板は概して残って

いるものが少ない。貴重な社会性風俗資料

と言えるだろう。


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