ギャラリー解説

古陶磁器

白磁線刻文圏足盤(隋時代、AD589〜617)

高さ4.3cm、口径12cm、底径・・8.2cm

盤口・圏足のこの様な高足盤は、隋から唐初にかけてよ

く見られ、見込みに線彫りで連辨紋を施した白磁や青磁

の圏足盤が、中国や日本や米国等の美術館に、所蔵さ

れているが、本品は、釉薬は釉溜まりがうっすらと緑色

になる白磁で、見込みの紋様も、簡略化された単なる線

彫が、中央と外側に各々五周しているに過ぎず、それら

の点から判断すれば、唐初時代の可能性も有る。


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