ギャラリー解説

古陶磁器

醴陵窯青花緑彩帯承盤油燈臺(清末期時代、AD1875〜1991)

総高40cm、蓋高1.5cm、口径2.9cm、頚高27cm、

台径14cm、台高12cm、腹径10cm、底径15.5cm

緑彩が上薬の下に施された釉下彩であれば、胎土の質などか

ら考えて、清末の醴陵窯で造られた日用雑器の一つと推測さ

れる。醴陵窯の釉下五彩が天下の湘彩として一世を風靡する

のは、清朝最末期の光緒三十二年に湖南陶瓷公司が設立さ

れてからで、それまでは、細々と日用雑器を造っていた一地方

窯に過ぎないが、本品はその時期のものと考えられる。只、灯

心を通す蓋は壊れたらしく、新たな蓋が加えられている。尚、

醴陵窯釉下五彩ものに就いては、NO、442を参照されたし。

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