ギャラリー解説

古陶磁器

珊瑚紅釉金彩蟹文海棠式盤(民國初期時代、AD1912〜1922)

総高4.5cm、横幅26.7cm、縦幅20.8cm、足横幅16.7cm、

足縦幅12.2cm、足高2cm、在銘、劉藜照堂(赤色後付け)

海棠式盤としては、大振りの方である。高台内以外の全面に珊

瑚紅釉を施し、盤面には稲一本と蟹三匹、側面には蝙蝠と桃が

それぞれ四個づつ金彩で描かれ、口縁及び足縁にもそれぞれ

金彩が一周している。珊瑚紅釉と金彩の色調から民國初期と判

断したが、全体の釉調からすれば、或いは清末まで遡るかもし

れない。上海蟹でも載せて食したら、さぞかし美味であろう。

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