ギャラリー解説

古陶磁器

青花唐草文丸陶硯(清初期時代、AD1644〜1795)

高さ3.8cm、口径17.6cm、胴径19.1cm、底径17.6cm

在銘、天啓年製

銘文の周囲に「山西太守盧敏芳珍玩、丁丑春月吉日立」の文字が一周して

いる。しかし、明の天啓年間(1621〜1627)には丁丑の年が存在しない、丁

丑は明末崇禎十(1637)年か、清初康煕三十六(1697)年である。青花の釉

調や紋様から、在銘の明末ではなく清初のものと考えられる。

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