ギャラリー解説
古陶磁器
青花麒麟圖綉球文菱花口盤T(弘治年間、AD1488〜1505) |
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高さ3.2cm、口径19.7cm、口縁幅2.6cm、底径11.5cm 15世紀後半の弘治年間に見られる、民窯青花の麒麟圖菱 花口盤である。見込み中央にデカダンスな麒麟圖を描き、 菱花口の外側には綉球の結帯紋様が一周している。見込 みから口縁の内縁部分にかけての立ち上がりは鎬風に削 られており、上釉は釉溜まりがやや青っぽくなり当時の民窯 青花の風情を、良く表している。ただ惜しいことに、二本の 長い「入」が認められる。 |