ギャラリー解説

古陶磁器

長沙岳州窯青磁盤口瓜形水注(五代時代、AD907〜960)

 高さ14.2cm、口径7.2cm、腹径9.3cm、底径7.4cm

灰色の胎土の上に直接青磁釉がかけてある。形態的に

は、胴部は唐代の水注に見られる長沙窯の伝統的瓜形

で、口部の縁は微妙に外開きした五代から北宋にかけて

の盤口で、注口は長くて北宋的である。唐末五代の長沙

窯に類品が発掘されているので一応五代と措定したが、

或いは北宋に降る可能性も有る。


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