ギャラリー解説
古陶磁器
青花五彩(天啓赤繪)梅花文皿(清初期時代、AD1644〜1795) |
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高さ2.7cm、口径15.2cm、底径7cm 在銘、青花二十丸圏 俗に「天啓(1621〜1627)赤絵」と言われている、明末民窯 の赤絵皿で、わりと斬新で大らかな絵柄が多く、絵付けは粗い ものの、青花の上に朱色(梅花)や緑色(草葉)・茶色(細枝)・ 黄色(梅蕾と月)などがのせられている。高台は、当時の通例 の如く、細砂の付着した砂高台で、外面には抽象化された青 花の梅花が三カ所に描かれ、口縁部には七カ所の「虫食い」 が見られる。一般的には「天啓年製」の銘を伴うが、本品は、 無銘の青花二十丸圏であれば、清朝初期の品である。 |