ギャラリー解説

古陶磁器

灰陶雙聯靴(後漢時代、AD25〜219)

高さ7.3cm、横幅11.4cm、奥行き8.5cm

副葬品である明器の一種であるが、靴を繋

いだ形で、非常に珍しいものであると言えよ

う。赤土が付着しているが灰陶ものである。

雙聯ものは古くから作られているが、主に

壺が中心で他形の類例は極めて少ない。本

品と同時期の雙聯ものとしては、1937年に

四川省で出土した、人物を連ねた「雙人俑」

が四川大学博物館に所蔵されている。


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