ギャラリー解説

古陶磁器

灰陶青磁船形竈(三國・晉時代、AD220〜420)

高さ13.5cm、長さ21cm、幅9.5cm

当時の明器の一種である。本来は青磁であったはずであるが、

全く剥離(うっすらと跡は残っているが)してしまい、ただの灰陶

状態である。同型の明器で当時の品としては、既に発掘報告(

後漢の品は浙江省寧波市博物館蔵、三国の品は浙江省文物

管理委員会蔵)されているが、本品は後漢末から西晋初期にか

けてのものであろう。また後漢時代には青銅器で同様の明器が

作られており、それは青銅器のNO、23を参照されたし。


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