ギャラリー解説

古陶磁器

青花官吏随行文碗(弘治・正徳年間、AD1488〜1521)

高さ5.8cm、口径14.5cm、底径5.4cm

明代の弘治時代から見られ出す官吏随行紋様をデカダンス

に描いたものである。粗めの胎土に施した釉薬は、収縮率

の関係から全面に貫入が現れ所謂「焼きが甘い」品であり、

地方窯のものであろう。縁開きの形態で、見込みには一応

花卉紋様が描かれている。


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