ギャラリー解説

書画

何庵倉田績、隷書七字對聯(幕末維新、AD1827〜1919)

紙本肉筆・・縦134.5cm、横15.5cm

右聯には「何庵九十一翁績書」と有り、左聯には「丁巳八

月中浣應索」の下に、陰刻「倉田績印」と陽刻「凝甫氏」

の落款が押されている。倉田何庵は伊勢の人で、名は

績、字は凝甫・以成、号を何庵・柚岡・允斎などと称し、

大塩平八郎や佐藤一斎に学んだ陽明学者で、紀州藩に

仕えて同時に伊勢神宮の祝官も務めた儒者で、家塾に

於いて南方熊楠を教えた人である。


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