ギャラリー解説

書画

公甫松浦復順、行草書七絶(江戸時代、AD1750〜1850)

紙本肉筆・・縦137cm、横33cm

「公甫」の下に、陰刻「松浦復順」と陽刻「公甫」の落款が

押されている。松浦公甫は京の人で、名は復順、号を公

甫と称した文人であるが、詳細は不明である。但し、与謝

蕪村の高弟で三世夜半亭となった、京の俳人高井几董

(1741〜1789)の『井華集』の中に、「松浦公甫還暦賀

寄松祝」と題した俳句二首が収められていれば、高井と

親交の有ったほぼ同時期の人であることが分かる。


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