ギャラリー解説

書画

茶溪長谷川泰、行書七絶(近代、AD1842〜1912)

紙本肉筆・・縦137cm、横33cm

「茶溪居士」の下に、陰刻「長谷川泰」と陽刻「子

寧」の落款が押されている。長谷川茶溪は越後の

人で、名は泰、字は子寧、号を茶溪と称し、長岡

の漢方医長谷川宗済の長男で、初め鈴木文台の

長善館で漢学を学び、次いで佐倉の順天堂に入

門し、更に江戸医学所に入学して医業を修め、戊

辰戦争には長岡藩軍医として従軍し、明治九年

には本郷に済生舎(現、日本医科大学の前身で、

野口英世や吉岡弥生らが学んでいる)を設立し、

医学教育に尽力した医師である。


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