ギャラリー解説

書画

傳・大雅池無名、草書十四字(江戸時代、AD1723〜1776)

紙本肉筆・・縦107.5cm、横27.5cm

「霞樵」の下に、陽刻下駄印「霞樵」の落款が押されてい

る。池大雅は江戸の人で、本姓は池野氏、名は無名、字

は貨成・公敏・子職、号を大雅・霞樵・玉海・待賈堂・九霞

山樵・三岳道者などと称し、文人画の大家として名を馳せ

た画家である。本品は、「伝」である。大雅の字にしては、

些か線が弱いし文字の懐もやや狭い。画賛の小字には、

この様な書体もまま見受けられるが、書作品としては、如

何にも線が弱い。


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