ギャラリー解説
書画
倣・黄山壽、隷書一對(清末民初、AD1855〜1919) |
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紙本肉筆・・縦124cm、横27.3cm 黄山壽は、字を勗初と言い、雨生・旭遅老人等と 号し、咸豊五年(1855)〜民國八年(1919)に生 きた、江蘇省常州出身の画家で、山水・花鳥を得 意とし隷書に巧みであったと言う。本品は、隷書の 一幅對で、「山岳鍾神星辰挺秀、煙雲改鐘石變音 」と書かれ、勗初黄山壽の署名の下に陰文の「山 壽」と陽文の「黄氏勗初」の落款が押されている。 また、右端に「癸卯夏五月既望書於春申浦上」と 有れば、光緒29年(1903)の作であろう。 |