ギャラリー解説

書画

梅外長允文、行書七絶(幕末維新、AD1810〜1885)

絖本肉筆・・縦141.5cm、横62cm

「長梅外」の下に、陽刻丸印「梅外」と陰刻「煙蓑雪

笠家風」の落款が押されている。長梅外は豊後の

人で、名は允文、字は世文、号を梅外・南梁などと

称し、元来医を業とするが広瀬淡窓に学び、経史

・字学に通じて詩書を善くし、家塾茂園学舎を開い

て講説に従事するが、息子の三洲・春堂が攘夷活

動を行ったため、長州に逃れて藩校教授となった儒

者であるが、能書家としても知られ、豊前彦山の座

主の祐筆にもなっている。


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