ギャラリー解説

書画

愛竹小林醇、行書七絶(幕末維新、AD1834〜1897)

紙本肉筆・・縦127cm、横30cm

「愛竹郁林醇」の下に、陰刻「郁林醇字士清」と陽刻

「林仙」の落款が押されている。小林愛竹は会津の

人で、本姓は郁林氏、名は醇、字は士清、号を愛竹

・竹仙などと称し、12歳で星研堂に書を学び、禁門

の変では出撃し、戊辰戦争では籠城し、捕らえられ

て投獄されるが、その後諸国を漫遊し、新潟で竹木

金石に彫刻を施す彫金工となるが、赤貧のため苦

心して精巧の域に達し、金沢・福井と移り、篆刻と書

を業とした篆刻家である。


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