ギャラリー解説

書画

太一庵快臺、俳句(江戸時代、AD1762〜1848)

紙本肉筆・・縦132cm、横26cm

「快臺」の下に、陰刻「太一」と陽刻丸印「宮龜

負書」の落款が押されている。太一庵快臺は江

戸の人で、名は快臺、号を太一庵と称し、幕臣

の子であるが、その姓氏は不明である。初め梵

阿と称して雪中庵蓼太に俳諧を学び、江戸から

駿河に移り、更に四十歳の時に尾張に住して

名を快臺と改め太一庵と号して草庵を営むが、

風雨に因り草庵が壊された後は、住居を定め

ず常に知己の家に寄食し酒を愛して辞せず、と

した俳人である。尚、彼の墓は、名古屋市の千

種区に現存している。


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