ギャラリー解説
書画
大塊野田卯太郎、行書五字(近代、AD1853〜1927) |
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絹本肉筆・・縦128cm、横35.8cm 「大塊」の下に、陽刻「大塊」と陰刻「野田卯印」の落 款が押されている。野田大塊は筑前の人で、名は 卯太郎、号を大塊と称し、三池銀行・三池紡績の創 業に関わり、頭山満・中野正剛・緒方竹虎・渋沢栄 一ら同志と共に、私塾国士舘を創立し、第五回衆議 院議員選挙に当選後は、逓信大臣・商工大臣など を歴任し、立憲政友会の副総裁となった政治家であ るが、同時に三井財閥の大番頭として財界の重鎮 にも位置し、更に俳人・歌人としても有名であった文 人でもある。 |