ギャラリー解説
書画
得庵鳥尾照光、行草書文(近代、AD1847〜1905) |
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紙本肉筆・・縦29.5cm、横22.8cm 「得菴主人」の下に、陰刻「居士得菴」の落款が押されている。鳥尾得庵は萩 の人で、本姓は中村氏、名は照光、通称は小弥太、号を得庵と称し、江戸に出 て江川英龍に砲術を学び、高杉晋作の奇兵隊に入隊して鳥尾と改名し、戊辰 戦争では建武隊の参謀として転戦し、また紀州藩の軍政改革に尽力し、維新 後は兵部省に入って陸軍中将を務め、その後枢密顧問官や貴族院議員等を 歴任した軍人政治家であるが、禅理に通じ詩書画を善くしている。 |