ギャラリー解説
書画
倣・戴煕、人物(仙人)圖(清中期、AD1801〜1860) |
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紙本肉筆・・縦127.5m、横63cm 戴煕は、浙江省の人で、字は醇士、号は井東居士 ・孟辛・鹿壮居士などと称し、嘉慶六年(1801)〜 咸豊十年(1860)に活躍し、山水・花鳥に優れた 画家である。本品は、その戴煕の人物図で、「丙 辰年(咸豊六年・1856)初夏四月、井東居士、戴 煕」の署名の下に、陰刻の井東居士と陽刻の醇士 の落款が押されてはいるが、絵柄も異なれば、署 名の書き方・落款の字体も異なり、単なる戴煕の 倣品である。桃を持った女性と鶴を伴った老人で あるから、「西王母・葛仙人」の図であろうか。可成 りいかがわしい作品である。 |