ギャラリー解説

書画

方壺佐々木禮、行草書七絶(江戸時代、AD176?〜1833)

紙本肉筆・・縦106cm、横28cm

「方壺月下作」の下に、陰刻「邊禮之印」と陽刻「字伯高」

の落款が押されている。佐々木方壺は播磨の人で、名

は礼、別姓は渡辺氏、字は伯高・伯厚、号を方壺と称し、

菊池衡岳や亀井南冥らに学び、尾張藩の木曽代官で儒

者の山村蘇門に招かれ、武居敬斎らと郷校を創設し、自

らも木曽福島山村代官を務め、書に優れた儒者である

が、同時に奇行の多さでも知られている。尚、文化十年

(1813)には山村蘇門と共に、漢詩文集の『忘形集』を

公刊している。


[ギャラリー一覧へ戻る]