ギャラリー解説

書画

雲溟高島泰、行書七絶(江戸時代、AD1750〜1850)

絹本肉筆・・縦127.5cm、横37.5cm

「雲溟高青書」の下に、陰刻下駄印「高青」と陰刻「

雲溟」の落款が押されている。高島雲溟は江戸の人

で、名は泰・高青、字は時升、号を雲溟・頤寧などと

称し、初めは江戸に住むも後に大阪に移り、学問を

好んで山水・蘭竹の画も善くし、大塩中斎と交流を

持った書家で、主に文政年間(1818〜1829)に

活躍している。本品には、「蒙斎答隣叟詩」と記され

ているが、蒙斎とは雲溟が特に交流を深めた、奥州

白河藩儒広瀬蒙斎(1768〜1829)のことである。


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